渡辺正悟(わたなべしょうご)
映像監督- 経歴
- ドキュメンタリー映像監督として、40年以上にわたって、テレビ・映画の世界で、第一線で活躍し、国内外の高い評価を得てきました。とりわけ、人間の内面に鋭く迫り、その人物や集団の決定的瞬間を切り取ることに定評があります。講演では、自らの映像作品を見せながら、言葉だけでは伝わりにくい登場人物や社会状況の背景をわかりやすく語ります。言葉による解説と映像と相まって、より聴衆にリアルなドラマチックな講演体験を提供します。現在、社会的問題となっているLGBT(性的少数者)について最新作 映画「性別が、ない!」で、何が彼らへの理解を妨げているか、自らの取材体験から、その理解のための考え方・方法を講演します。
国内外の受賞多数。
◆1975年 映像制作会社 日本映像記録センター 入社
◆1981年 映像制作会社 オフィス・トゥ・ワン 入社
◆1991年 フリーとして活動開始
◆2008年 映像制作会社 ザ・ファクトリー設立に参加
◆現在に至る
社会的問題となっている性的少数者への理解がなぜ、促進されないのか? 取材の現場での気づきや発見を最も説得力を持って、聴衆に語りかける自信があります。多くの当事者たちから、直接学んだリアルな姿や生き方は目からウロコでした。私は長年培っってきた聞き出す力、伝える力、コミュニケーションのプロです。感動的な講演体験を提供できることを約束します。 - 講演テーマ
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LGBTと社会 「普通って何?」
◆《講演の前半 45分》 自作ドキュメンタリー映画の中では、これまで、見えない存在として、長い間、我々が遠ざけていた性的少数者の等身大の姿があります。彼らが抱える生きづらさや社会からの無理解・差別の中で、どう当事者が人生を模索し、切り開こうとしているか、赤裸々な姿が描かれています。
◆《講演の後半 45分》2018年の調査によれば、日本のLGBTの割合は 8.9%,11人に1人です。しかし、性的少数者への理解は進まず、依然として、彼らの生きづらさは解消されていません。映画製作者として、私はたくさんの当事者に会い、なぜ、社会が彼らを理解できないのか、その理由がどこにあるのか、身をもって知ることになりました。
まずは当事者から学べ!「カラダの性」「ココロの性」「スキになる性」「カミングアウトの難しさ」など、彼らを理解するためのキーワードは、これまでの偏見や無理解を解消してくれます。学校、自治体や企業はどう変わりつつあるか? また、どう変わるべきか?多様性のある社会とは?ドキュメンタリー映画製作の現場からの提言を講演します。 - メディア
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【映画作品】
・2012年北米最大の国際ドキュメンタリー映画祭Hot Docs
正式招待作品「会田誠 駄作の中にだけ俺がいる」
・2018年製作「性別が、ない!」公開中
公開日:2019年01月24日
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