山本容子(やまもとようこ)
銅版画家- 経歴
- 1952年埼玉県浦和市生まれ、大阪育ち。1978年京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。
抜群の構成力と印象的な色使いで、洒脱で洗練された雰囲気をもつ独自の銅版画の世界を確立。ア ートをもっと身近に感じてほしいと願い、書店もひとつのギャラリーであるという発想のもとに、吉本ばなな『TUGUMI』をはじめ、数多くの書籍の装幀、挿画を手がける。アクセサリーや食器、舞台衣装のデザインから、CM出演、CD制作まで幅広いメデ ィアで活躍するほか、近年では音楽ホールやウエディングチャペルの壁画制作、国際博覧会(ドイツ・ハノーバー)への出品から表参道のビル新築工事仮囲いのアートワークプロジェクトまで、パブリックアートやプロデュースのジャンルにも活動の場を広げる。2001年6月から2002年8月まで朝日新聞連載小説 池澤夏樹著「静かな大地」の挿画を担当。また朝日新聞社主催「山本容子の美術遊園地」展は、2003年3月まで全国10会場を巡回し話題を呼んだ。絵本・エッセイも多く、2003年3月に刊行された画文集『わたしの時間旅行』(マガジンハウス)の作品群全377点は、「山本容子展ー2003年私の時間旅行」と題して、パリを皮切りに東京、名古屋、福岡、静岡、大阪の日動画廊にて展覧会を開催。同年11月に、アートワークプロデュースをした「le 6eme sens(ル・シズィエム・サンス)」(仏語で“ 第六感”の意)というフレンチレストランが銀座6丁目にオープンした。フランス料理・ワインにも造詣が深く、la Confrerie des Chevaliers du tastevin(ブルゴーニュの利き酒騎士団)の騎士でもある。 - 著書
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2004年の新刊・刊行予定作品として、画集『東京五十景』、『青春の玉手箱』(以上講談社)、画集『静物画』(筑摩書房)、『YO.YAMAMOTO マイ・ストーリー』(新潮社)などがある。
<主な受賞歴>
1978年 第2回日本現代版画大賞展西武賞
1980年 エイボン女性年度賞芸術賞 京都市芸術新人賞
1983年 第4回韓国国際版画ビエンナーレ優秀賞
1992年 第23回講談社出版文化賞ブックデザイン賞
(『Lの贈り物』集英社 デザイン/坂川栄治)
公開日:2012年10月23日
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