中田武仁(なかたたけひと)
国連ボランティア終身名誉大使- 経歴
- 昭和12年大阪市出身
昭和36年大阪市立大学経済学部卒業
国連ボランティアとしてUNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)の任務遂行中、平成5年4月8日カンボジアにおいて殉職した故中田厚仁(あつひと)氏の父。愛息の殉職後、遺志を活かすべく直ちに32年間にわたる貿易商社マン生活に終止符を打ち、自らも国際平和のためのボランティアとして活動を開始。「中田厚仁記念 国連ボランティア活動支援事務所」を開設。国際平和の実現に向けて献身的に尽力した故中田厚仁氏を偲び、開発途上にある地域の国際ボランティア活動を支援・奨励するための「公益信託 中田厚仁記念基金」の委託者となる。平成5年6月1日、国連から世界初、唯一人の「国連ボランティア名誉大使」に任命。国際会議、シンポジウムなどへの出席、ボランティアに対する理解と支援を求めて講演活動を精力的に行う一方、日本国内はもちろん世界各地を歴訪し、大勢のボランティアの活動現場を訪れ、金銭の見返りを求めることなく、肉体的にも精神的にも激しい消耗に耐えながら献身的に活動している世界中の国連ボランティアや国際ボランティアを激励、支援する。平成20年4月8日、厚仁氏の命日に国連ボランティア名誉大使を勇退し、国連ボランティア終身名誉大使に就任。同年11月、旭日小綬章を受章。現在は、ボランティアの時世代育成に力を注ぐと共に、全国各地で精力的に講演活動を行っている。
平成12年:大阪地方裁判所所長賞受賞、第7回読売国際協力賞受賞
平成13~15年:カンボジア王国から最高勲章連続受賞
平成15年:カンボジア王国シアヌーク国王から最高勲章受勲
平成20年:旭日小綬章受章 - 講演テーマ
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『私たちはみんな必要とされている人たちなのです』
『私は国連ボランティア~息子 厚仁の遺志を継いで』
『厚仁の信じたもの 追い求めたもの そして残していったもの』
『今 何故ボランティアか』 - 著書
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「息子への手紙」(朝日新聞社)
「私は国連ボランティア~息子 厚仁の遺志を継いで」(中央公論新社)
公開日:2012年10月25日
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