小林久(こばやしひさし)
講師業- 経歴
- 1962年、山梨県韮崎市生まれ
山梨県立韮崎高校、明治大学商学部卒。
店長・専務取締役を経て、2001年39歳で(株)やまと代表取締役就任。
先代からの赤字経営を引き継ぎ、「破綻スーパーの再生」を軸に短期間で業績を回復。2009年度、家庭生ゴミの循環システムで総務省「ちいき経済賞エコロジー賞」を受賞、「地域発の環境への取り組み」が認められる。
2010年9月、山梨県韮崎市本町通りのコンビニ跡地に買物難民向けのミニスーパーを出店。
2013年、創業100年を迎え、買物弱者・高齢者向けの店舗展開を加速。
その他、家庭生ゴミの堆肥化(ポイント付与)レジ袋有料化、ピンクリボン自販機、ペットボトルキャップ回収、古紙回収、廃油回収、生活困窮者への食品提供、ホームレスの社会復帰支援、高齢者・身障者雇用(5%)発展途上国への楽器・衣料の送付、災害時に店内在庫が住民の備蓄倉庫として機能する協定等、地域土着の経営を進めた。
その経営手法は2010年度、中小企業診断士試験の事例問題として出題された。
2014年ころから大手資本の進出により次第に経営が悪化。3期連続赤字経常も、金融機関の支援や赤字店舗閉鎖・コストカット等により4年ぶりに黒字転換。
しかし2017年12月、年末商戦を迎える最中、信用不安による主要取引先からの納品ストップにより営業停止から倒産。社長も自己破産へ。閉店を惜しむ声が後を絶たず、破産処理費用(1,000万円)も地元のカンパで募る。
2018年8月、これまでの恩返し経営の事例と倒産の顛末を綴った著書『こうして店は潰れた~地域土着スーパー「やまと」の教訓~』を(株)商業界より出版。6か月で重版6刷と全国の中小企業経営者の関心を集める。
経営に悩む地域の中小企業経営者、買物難民の課題を抱える地域、レジ袋有料化を考えている自治体、倒産・自己破産の実情など、当事者でなければ分からない問題を各地で講演し参加者に元気を与え続けている。
2017年12月、山梨県のローカルスーパー「やまと」が突然倒産した。なぜ100年以上も地域に愛されたスーパーが倒産しなければならなかったのか。著書『こうして店は潰れた~地域土着スーパー「やまと」の教訓』から、その顛末としくじり体験談を当事者みずから同じ悩みを抱える経営者、後継者に明るく語ります。 - 講演テーマ
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「失敗から学ぶ経営学」
こうして店は潰れた~地域土着スーパー「やまと」の教訓~ - 著書
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こうして店は潰れた~地域土着スーパー「やまと」の教訓~
(株)商業界刊 - メディア
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公開日:2019年11月08日
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