松岡学(まつおかまなぶ)
数学者、博士(学術)- 経歴
- <学歴>
1989年~1993年 岡山大学理学部数学科 卒業
1993年~1995年 名古屋大学大学院理学部数学科(修士課程) 修了
1995年~1998年 名古屋大学多元数理科学研究科 単位取得退学
2009年~2012年 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科修了,博士(学術)
<職歴>
1998年~1999年 三重県立川越高等学校 期限付き講師
1999年~2004年 三重県立長島高等学校 教諭
2004年~2012年 三重県立四日市高等学校 教諭
2012年~2013年 三重県立桑名北高等学校 教諭
2013年~ 現在 大阪樟蔭女子大学 児童学部 特任教授
<所属学会>
日本数学会、日本数学教育学会
【講演実績】
「数学を通して、子どもの教育を考える」
香芝市民講座(2014年10月10日)
「算数の世界」高校出張講座, 樟蔭高校, (2013年11月15日)
数学の研究と教育の両方向に力を注いでおり、数学的な活動に精力的に取り組んでいる。
大阪樟蔭女子大学では、小学校教員養成の算数・数学を担当しており、興味深い授業で、学生に数学の魅力をあますことなく伝えている。
また、地元のFMラジオで数学や音楽の番組を担当し、数学の楽しさや趣味の音楽の話を分かりやすく伝えている。 - 講演テーマ
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[講演テーマ 「数学を通して、教育を考える」(一般向け)
(内容)
数学者の岡潔先生は、数学は計算ではなく、情緒が大切であるといいます。心を綺麗にして自然を大切にすることを説いています。そして、目に見える結果だけではなく、準備期間も重要であるといいます。
また、数学教育の1つの目的として、「精神的な自立」があります。与えられた問題を解くだけでなく、自分自身で問題を見つけ、自分自身で解決していくことが大事なのです。精神的な自立は数学教育だけでなく、人が生きていくためにも大切なことだと考えています。
人間は困難や課題に出会ったとき、向き合う勇気が必要です。課題から逃げたとしても、長い年月を経て、年老いたときに、その課題は再びその人の前に現れると、バリデーションの創始者のナオミ・ファイルは説いています。ですから、課題から逃げすに向き合えるような子どもを育てることが、教育では大事ではないでしょうか。
人生の課題と向き合う1つの方法として「自分が源泉」という考え方があります。この考え方をもとに、課題との向き合い方を考えます。
人と関わる際の感謝の気持ちや存在承認の大切さも伝えたいと思います。
「楽しい算数・数学の世界」(一般、または小・中・高生向け)
(内容)
小学校で習う算数の中には、現代数学の考え方が潜んでいます。すなわち、算数は解析学・幾何学・代数学などの現代数学の考え方を体験することができる非常に興味深い科目なのです。ここでは、算数の中に潜む現代数学の考え方を見ていきたいと思います。
また、現代数学の解析学・幾何学・代数学などの興味深い世界も紹介させていただきます。数学者はそこに、無限を見たり、四次元を見たり、演算の抽象化を見たりします。
そんな魅力的な数学の世界や世の中に満ちあふれている数学の話をさせていただきます。 - メディア
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【ラジオ】
FMハイホー「数学者・松岡学の音楽と数学の散歩道」(2014年10月~)
※番組「おはよう814」内の月1回のコーナー
FMなばり「松岡学のサンデー・マジック」(2014年10月~)
※番組「サンデーGOING!!!」内の月1回のコーナー
ウメダFM Be Happy! ゲスト出演
公開日:2014年10月27日
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